山登りをしていて、憧れる人も多い白馬岳。
大雪渓がキツいって聞くから、なかなか行く勇気が持てない
女ひとりだけど、泊まり登山をしてみたい
そう思っている人も多いんじゃないんでしょうか。
私自身、体力が無くて人よりも歩くのが遅いので一緒に泊まり登山をしてくれる人はいません。
そんな私が憧れの「白馬岳」に、ひとり泊まり登山出来たコツを書いていきたいと思います。
ここでいう体力が無い人ってこんな人
ここでいう体力が無い人っていうのは次の5点です。
・山登りをしていて、たくさんの人に追い抜かされる
・コースタイムよりも1.5倍くらい時間がかかっちゃう
・1日の山行時間が6~8時間が限界だ
・誰かと一緒に登山をしていて、必ず置いて行かれる(待ってもらうことが多い)
・何かしら病気を持っていて、健康な人のように無理な山行がちょっと難しい
「病気で激しい運動が禁止されている人」「山登りを全くやったことがない人」「山登りは数年~数十年ぶりだ」といった人はまずは近場の簡単に登れる山から挑戦してください。
さらに、
・1ヶ月に1~2回の頻度で1回の山行が5~7時間を行っている人
・山登りはしてないけど週に2~3回、ジムに通って運動をしている
・山登りやジムに通ってないけど、体を動かす仕事をしている
といった人に向けです。
体力に不安がある女性が白馬岳を攻略する3つのポイント
体力に自信がない女性が1人でも白馬岳へ登るためのポイントを3つに絞ってみました。
1.体力に自信のない人は、登りやすいルートを選びましょう
体力が無い人が白馬岳へ抱える不安ってこんな感じ
大雪渓って何時間も歩かないといけないんだよね。
しかも落石が多いから、休憩出来ないって聞くし・・・
白馬岳って登りのコースタイムが6時間。
私が普段山登りすると、コースタイムの1.5倍くらいだから・・・
白馬岳登るのに8~9時間!?
5時間以上登りっぱなしって・・・ムリ!
白馬岳っていうと、大雪渓を登るっていうイメージがかなり大きいですよね。
実際に私もそう思ってました。
そもそも、それは間違いです!
じつは白馬岳っていくつかルートがあるんですよ~
白馬岳へのルートはこんな感じ
・猿倉から大雪渓を登るルート
白馬岳といえば、猿倉から大雪渓を登るルートが有名ですよね。
でも、このルートって猿倉から白馬頂上山荘までの間に山小屋はありません。
コースタイムも6時間と長い上に、雪渓上は落石が多かったりクレバスがあったりと危険が多い場所なのでゆっくりと腰をかけて休憩をすることが出来ません。
一気に登りきらないといけないから、体力に自信のない人にとってはこれってめっちゃキツいよ~
・猿倉から白馬鑓ヶ岳を経て、白馬岳へ行くルート
白馬鑓ヶ岳を経由するルートは地図を見てもらっても分かるとおり、まず露天風呂で有名な鑓温泉小屋までのコースタイムが5時間です。
稜線に上がるまでも3時間30分かかったあとに白馬岳までは4時間近くかかります。
体力に自信のない人にとって、いきなりこのルートはキツいんじゃないかしら?
・栂池のロープウェイから白馬大池山荘を経由して、白馬岳へ行くルート
・蓮華温泉から白馬大池山荘を経由して、白馬岳へ行くルート
この2つのルートは、途中で白馬大池山荘があります。
両方のルートは4時間あれば山小屋に着くことが出来るので、体力に自信のない人にはこの2つのうちのどちらかのルートがオススメです。
2.登山は日にちを分けて体に負担をかけないようにする
白馬岳へのルートはいくつかあって、ルートによっては途中に小屋のあるルートもあります。
5時間以上登りっぱなしは・・・ムリ。
疲れ切って、山を楽しめなくなっちゃうよ~
って私のように、体力に自信がない人は登山も日にちを分けちゃいましょう!
栂池ロープウェイ→白馬大池山荘
コースタイムは3時間20分。
私はこのルート、4時間かかったよ
白馬大池山荘→白馬岳山頂→白馬山荘
コースタイムは3時間40分。
私は写真撮影や休憩を含めて、4時間15分くらいかかったよ~
白馬山荘→栂池ロープウェイ
下山のコースタイムは5時間30分。
登山3日目で疲れが溜まってたこともあって、休憩も多くて7時間55分くらいかかったの。
栂池ロープウェイから白馬岳山頂まではコースタイムで7時間30分くらいです。
でも、これを2泊3日に日にちを分けたことで1日の行動時間を半分に抑えることが出来ました。
最終日は白馬岳山頂から一気に栂池ロープウェイまで下りたけど、白馬大池山荘から栂池ロープウェイまでの道は岩々していて下りは神経を使うし足の筋肉もかなり使います。
これがキツそうだなって人は、3泊4日に分けてもいいかも
実際に私が白馬岳に1人で挑戦した日程とスケジュール
私のように体力に自信のない人には日にちを分けることをオススメします!
私が白馬岳へ挑戦したときは、次のように日にちを分けました。
【1日目】
昼ごろから愛知県から安曇野までゆっくり4時間ほどかけて、車でむかってホテル泊
【2日目】
安曇野から1時間30分運転して、栂池ロープウェイ乗り場へ。
ロープウェイ・ゴンドラに乗って、登山口へ。
栂池の登山口から乗鞍岳を経由して、白馬大池山荘で宿泊。
【3日目】
白馬大池山荘から小蓮華山を経由して、白馬岳山頂へ。
白馬岳山頂から15分ほど下って、白馬山荘で宿泊。
【4日目】
白馬山荘から白馬岳山頂→白馬大池山荘を経由して、栂池ロープウェイまで下山。
下山後、温泉に入って汚れを落としたら愛知県まで車で帰宅。
今回最終日が白馬山荘から一気に栂池まで下りて、愛知県まで運転して帰ったんですけど本来は途中で疲れたら安曇野あたりでまた宿泊をする予定でした。
白馬岳に登って、気分がハイになってて帰りの運転が苦じゃなかったんでそのまま家まで運転して帰っちゃった。
3.山小屋を有効活用すれば、さらに楽!
2020年はコロナの影響で、山小屋に宿泊することに抵抗がある人も多いんじゃないかと思います。
山に泊まるなら、テントを持っていこうかな
そう考える人も多いんじゃないかな~・・・
でも・・・
ただでさえ日帰りの荷物でも、人よりも歩くの遅いのにテント持って白馬岳に登るなんて単なる修行じゃん!
というか・・・
山頂までまず、たどり着かないんじゃね?
って思います。
なので、私のように体力がなくて自信のない人は宿泊代をケチったりしないで、存分に山小屋を利用しちゃいましょう!
なんといっても山小屋は食事を準備してもらえるので、日帰りの荷物に下着とか替えのシャツをプラスアルファするだけで充分なんです。
山小屋の利点
山小屋って泊まったことがない人は、どんなところなのかイメージがつかないと思います。
なので、山小屋に泊まる利点をちょっと紹介します。
・お金を出せば、食事を準備してもらえる
・寝具があって、寝る場所が準備されてる
・屋根や壁があるから、風や雨が強くても安心
・飲み水が無料でもらえる
・小屋によっては、お湯やお茶が準備されてて飲み放題
・小屋によるけど100円払えば、携帯を充電させてもらえる
・小屋によってはテレビが点けられていたり、談話室には本が置いてあるから暇つぶしできる
山の上なのに、至れり尽くせりだよね~
女性ひとりでも山小屋は楽しめるし、安心!
私は今まで山小屋に泊まるときは誰かと一緒に行ってたけど、今回は休みもあったしどうしても白馬岳に行きたくて初めてひとりで泊まり登山となりました。
女ひとりで山小屋に泊まったら、変な目で見られるかなぁ
って不安はありました。
でも・・・
女ひとり山小屋泊めっちゃ楽しい!
これに尽きます。
なぜなら、山小屋って他にも女性ひとりで宿泊する人ってたくさんいるんですよ。
だから同じ部屋に宿泊する人は同じように、ひとりで来た女性と同じ部屋にしてもらえます。
自然と仲良くなって、みんなで気が付いたら色んな山の話に花を咲かせたり、ときには女子トークをしたりとその日に会った人たちだけど、すぐに仲良くなれました。
今では白馬山荘で同じ部屋になった女性と仲良くなって、連絡先を交換したりして色んな山の情報交換をして楽しんでます。
あとは、女が1人でいると色んな人から話しかけてもらえたりするので、山小屋で暇だったっていうことはなかったです。
そういえば、今のところ同じ部屋に宿泊する人たちって結構年齢が近い人が同じ部屋になってる気がするけど、たまたまなのかそれとも山小屋の人の計らいなのでしょうか・・・?
まとめ
・体力に自信のない人は、登りやすいルートを選ぶ
・登山する日にちを分けることで、体への負担を軽減させる
・山小屋を有効活用すれば、さらに楽になる!
私が1人で白馬岳へ泊まり登山に行くことが出来たポイントを3つに絞って説明させてもらいました。
憧れの行きたい山があるけど、体力ないし・・・
と諦めている人は、「行けない」じゃなくて「あなたでも行けそうな方法」を考えてみませんか?
山登りの方法は人それぞれです。
あなたなりの楽しさを見つけて、山を楽しみましょう!
私が初めて山小屋泊をしたときの初々しいときの様子はこちらを読んでみてね。
私が山小屋泊をしたときのちょっとしたトラブルはこちらの記事を読んでみてね。
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