山登りって一緒に山に登る人を見つけるのって、なかなか難しいなって感じたことはありませんか?
私はそれをすごく感じてます。
なので私はひとりで山に登ることもあります。
私のように感じでいる女性のなかでは、単独登山に挑戦してみたいなって思ってる人も多いんじゃないかしら・・・?
そこで、女性がひとりで登山をしたときのリスクやリスクの回避方法紹介したいなって思います。
単独登山デビューをしたい女性は良かったら、参考にしてみてくださいね。
私がひとり登山に踏み切った理由
・体力が無いから毎回おいていかれたり、待ってもらったりして申し訳なくなってくる
せっかく山に登ってるのに楽しくないよね
・登りたい山の方向性が違ってくる
私の場合は近場の山は色々登ってるから、なるべく登ったことのない遠い山に登りたい
もしくは、泊まりで何泊かして山に登りたい
・気を使いすぎて疲れちゃう
昔からの馴染みの深い友人じゃないから、1日一緒にいると気疲れして家に帰るとグッタリしちゃうんだよね~
そこで私は、
・キツめな山だったらひとりで、もしくは登山初心者の父親でも行けそうだったら父親を誘ってみる
・友人からの誘いが日にちが合って、私が登りたい山だったら一緒に行く
っていう感じで山登りをしています。
友人が山登りを誘ってくれても、登りたい山があるわけじゃなくて
「どこかいい山あったら教えてください」
って感じでの誘いは断ってるよ。
そういう相手って、私に登山計画を全部任せてくるタイプだからそれだったら1人の方が気がラクなんだよね~
また、私の場合は天気を見て山登りをするので、人と予定が合わないことが多いこともあって最近では基本的にはひとりで山に登ることが増えました。
女性のひとり登山で不安に感じること5点
女性がひとりで山に登ることに対して、不安に感じてることは次の5点だと思います。
・変質者に襲われたらどうしよう
・体力がなくて、途中でバテたらどうしよう
・地図を読む自信がなくて、道を間違えちゃったらどうしよう
・女がひとりで山に登って、周りの登山者に変な目で見られたら嫌だな
・獣に出会ったらどうしよう
女性ひとりだからっていうよりは、ほとんどの不安は男性がひとりで登山するときにでも感じてるものが多いように感じます。
この中で女性ならではの不安は、一番最初の「変質者に襲われたらどうしよう」っていう不安が大きいんじゃないのでしょうか。
まずはこの女性ならではの「変質者に襲われたらどうしよう」という不安に対する、私なりの対策や私が実際に経験したことについてお話したいと思います。
変質者に襲われない対策4点
1.休日など、人が多く登る日に登る
2.他にも登山者がいる、人気のルートを選ぶ
3.あまり女性らしさを出す格好をしない
4.男性ひとりの登山者に話しかけられても、あまり相手をしない
休日など、人が多く登る日に登る
写真の場合はちょっと人が多すぎるんですけど、土日祝日は比較的登山者が多いので登山道を歩いていても誰かに出会えるのはとても安心感があります。
すぐに助けを求めることが出来るし、他の登山者の目がある時点で女性を襲おうだなんていう気が起こりにくくなるんじゃないかと思います。
他の登山者が多い日に登る利点としては、変質者予防だけじゃなくて
・獣対策
・遭難の予防
の2点にも繋がるんじゃないかなって思います。
女性ひとりで山に登ることに挑戦するときは、まずは土日・祝日など他の登山者が多い日を選んでみてくださいね。
人気のルートを選ぶ
「休日など、人が多く登る日に登る」対策と似ていますが、皆が歩かないようなマニアックなルートはいくら休日とはいえ、他の登山者の数は少なくなります。
そうすると、
・助けを呼ぶことが出来ない
・最初はそのつもりじゃなくても、話しかけてきた男性が段々と下心を持ち始める
といったことが起こる可能性が高くなってきます。
なので、なるべく他の登山者も登るような人気なルートを選ぶようにするといいと思います。
あまり女性らしさを出す格好をしない
「女性らしい格好をしてるから襲われやすい」っていうことはないけど、山で話しかけやすい女性っていうといわゆる「山ガール」と呼ばれるような格好をした女性なのかなって思います。
山ガールって言われやすい格好
・スカートや短パンにタイツ
・カラフルなウエア
・ニット帽
って感じじゃないかしら・・・
最近は年齢関係なくガッチガチで山に登る女性でも、ゆるい登山をするときにはこういった格好を好んでする人は多いけど、「山ガール」と言われる格好をしてる女性は
登山経験が少なそう
に見えやすいんじゃないかなって思います。
だから、他の登山者がいなさそうなルートへ連れていっても素直についてきてくれるんじゃないかって思われやすいんじゃないでしょうか。
男性ひとりの登山者に話しかけられても、あまり相手をしない
ひとりで山に登ってる男性のなかでも、寂しくてついつい人に話しかけちゃう人がいます。
特にそういった男性は、比較的自分よりも登山経験が少なそうなひとりで来てる女性に話しかけている印象があります。
でもこのときに、知らない人だし嫌悪感を出すのは失礼なんじゃないかなって思って話を合わせたりしていると、相手はどんどんとあなたに対して好意を持っていくんじゃないかなって思います。
これは、単純に私の経験なんだけどね。笑
このとき、嫌な感じじゃなくて意気投合したならそれはいいと思う。
男性から話しかけられたからってすぐに嫌悪感丸出しは良くないから、下心がある人がどうかの見分け方は
・下心がない男性の場合はその場でちゃちゃっと話をしてすぐに切り上げて去っていく
・ちょっと下心持っちゃった人は、なかなか離れてくれなくてひたすら話しかけてくる(ついてくる)傾向があるように思います。
もし、しつこくついてこられるようなら
ごめんなさ~い!
今日は1人で静かに山に登りたい気分なので、先に行ってもらえますか?
って感じでハッキリと言っちゃいましょう。
こんな感じで、変質者対策をすることで自分で自分の身を守るようにしてくださいね。
私が実際に経験した困った男性~その1~
愛知県にある某人気の里山へひとりで山へ行ったときの話・・・
私はいつもゆっくり歩くから、たくさんの人に追い抜かされます。
その時も、後ろから男性(推定45歳ぐらい)が追いついてきたから追い抜いてもらうように横へ避けました。
すると・・・
こんにちはー
ひとりで登ってるの~?
こんにちは~
はい、今日はひとりなんですよー
てな感じで話しかけられました。
普段からひとりで山に登るの?
今までどんな山に登ったの?
僕はね~・・・
と、その男性(推定45歳)のマシンガントークが始まりました。
私は男性(推定45歳)に聞かれるがままに答えていきます。
でも・・・
このおじさん、いつまでついてくるんだろう?
今日はひとりで登りたい気分だし、先に行ってくれないかな~?
ちょっと鬱陶しい・・・
と私の心の中はこんな感じでした。
でも、せっかく話しかけてくれてるし答えないのも申し訳ないかなーって思って男性に聞かれるがままに答えていきます。
ルートの途中には東屋があります。
私は休憩したかったのと、そのおじさんが鬱陶しかったから東屋で休憩をしていくことを伝えます。
じゃあ、先に行くね!
また今度ね!
とあっさりと先に行ってくれました。
私はその男性になるべく出くわさないように東屋でちょっと長めの休憩を取ります。
充分に休憩を取ってゆっくりと山頂へと向かって歩きました。
しかし・・・
あと5分で山頂!ってところで、
やあ!また会ったね!!!
今から山頂?
じゃあ、一緒に山頂まで行ってもいい?
山頂から降りてきたそのおじさん(推定45歳)と、バッタリ出くわしてしまいました。
え???
今この人山頂から降りてきた・・・よね?
え???
また山頂に行くの?
なんで???
え・・・ウザッ!
と当時の私はハッキリと言えなかったので、
あ・・・
はい、どうぞ~
と許してしまったのが良くなかったんですねきっと。
一緒に山頂まで行って、私はご飯を食べたかったのでご飯を食べ始めます。
その男性は何も食べるものを持っていなかったのか分からないけど、ひたすら私にオススメの山とか語っていました。
でもそのうちに・・・
ここの山ってさ~
全然景色見えないし、つまんない山だよね~
道も淡々としてて歩いててもなんだかだし~
と、今登ってる山の悪口を言い始めました。
え!ちょっと!!
ここの山の悪口言うのやめてよ!
てか、私まで一緒になって悪口言ってるみたいじゃん!
私はお手軽に登れていい山だなって思ってるのに!!
マジ、だまれクソジジイ(推定45歳)!!!
とはこの時は言葉に出来なかった私は、
うーん、そんなことないと思うけどな~・・・
人それぞれなんですかね~
てな感じで相手を否定せず、山も否定せずの感じで答えるしか出来なかったんです。
とりあえず、このオッサン(推定45歳)から離れたくて私はせっかく作ってきたおにぎりを味わうことなくサッサと食べて下山の準備をします。
すると・・・
いい山がいっぱいあるからさ・・・
一緒に行きたいなぁ~
ねえ!連絡先とか教えて欲しいな・・・
ごめんなさい!!!
そういうの無理です!
そのオッサン(推定45歳)は、寂しそうな顔をして先に下山していきましたとさ。
私が実際に経験した困った男性~その2~
その1と同じ山にひとりで登ってたときのこと。
山頂まで行ったものの山頂が混みあってたこともあってご飯を食べずに、少し下山をして展望台まで下りてご飯を食べることとしました。
私がご飯の準備をしてるときに、同じように山頂から下山をして展望台で休憩をし始めたおじさん(推定50歳)がいました。
こんには~
今日はいい天気ですね
こんにちは~
そうですね。
今日は気持ちがいい天気ですね
と軽くありきたりな挨拶を交わしました。
その後はお互いに話すことなく、黙々とご飯を食べ始めます。
ご飯を食べてる間にご夫婦で登られた奥さんに私は話しかけられたので、どんな山に登っているのかなどお互いに登った山について話に花を咲かせました。
その様子をおじさん(推定50歳)は聞き耳を立てつつ話には入ってこないまま、下山されました。
そのおじさんの20分~30分後くらいに私も下山をして、難なく駐車場まで到着します。
すると・・・
先に下山をしたおじさん(推定50歳)が、駐車場にいるじゃありませんか。
私が駐車場に到着すると途端に、おじさん(推定50歳)が近寄ってきます。
やあ!また会ったね!
いやいやいや
あんた待ち伏せしとったやないかー!
アルプスとかも登るんだよね?
あのさ・・・
もし良かったら、一緒に山に登らない?
連絡先を教えてほしいなぁ~
・・・あー・・・
すいませーん、私山岳会に所属(仮所属)してて、
普段は山岳会で活動をしてて(ほとんど参加してない)
あ・・・
そっか・・・
山岳会かぁ。
それは忙しいよね。
うん、ありがとう
おじさん(推定50歳)は颯爽と帰っていかれましたとさ
下心がない人は基本的にはサラッと去っていく印象があるので、私が出くわしたような男性に捕まった場合はなるべく相手にしないようにしましょう。
じゃないとずっとついてきますよ。
今思えば、2回連絡先を聞いてきたおじさんはひょっとしたら同じ人だったかも・・・
愛知県にある某人気の里山に登るときには、気を付けてくださいね!
ちなみに、友人の話だと愛知県にある本宮山という里山に女性の腕を無理やり掴んで、草むらに連れて行こうとする男性がいるという話を聞きました。
本当かウソなのかは分からないけど、まったく無い話ではないと思うので女性がひとりで山に行くときには充分に注意をするといいと思います。
その他の不安への対策
ここからは女性ひとり登山者だけじゃなくて、男性ひとり登山者にも当てはまる不安だと思います。
私なりの対策方法を考えてみました。
体力がなくて、途中でバテたらどうしよう
初めてひとりで山に登る場合は、一度登ったことのある山の登ったことのあるルートで歩くようにしましょう。
ただし登ったことがある山でも、「登ったあとにヘロヘロで体力に余裕がなかった」っていう山は避けるようにしてください。
登山時間が1~3時間以内におさまるような軽めの山から始めるようにするといいと思います。
ひとりで登ることに慣れてきたら、徐々に山行時間を増やしてみるといいよ~
地図を読む自信がなくて、道を間違えてしまったらどうしよう
ひとりで山に登ることに慣れてきたころに、初めて登る山に行ってみたい!って思ってくるんじゃないかと思います。
初めて登る山って不安よね~
でもこれって、ひとりでも複数で行っても不安は一緒だと思います。
まずは登る前に事前にネットや登山記録アプリなどで、直近でその山に登った人の登山報告などをチェックしてみましょう。
登山アプリ
・YMAP
国土地理院の地形図と登録者が実際に登った軌跡を合わせて、登山ルートや所要時間を確認することが出来るアプリ。
GPSを利用して自分が歩いた軌跡を確認することが出来るので、登山中にあると便利なアプリです。
・ヤマレコMAP
登山アプリのなかでも最大級のアプリじゃないかと思います。
機能としてはYAMAPと変わらないけど、登山計画を休憩時間も含めて算出してくれる機能があるのが嬉しい。
・山と高原地図
このアプリはダウンロードしたものの、使用したことがないから私はよくわからないけど、
このアプリとヤマレコを連動させることが出来るようです。
登山届を提出することが出来るアプリとの連動が可能だから、他のアプリと連動させるには便利なアプリだと思います。
・ジオグラフィカ
このアプリもダウンロードするだけして使用したことがないので、よく分からないけど地図のデータを自動でダウンロードしてくれるから地図をダウンロードすることにイライラすることがなさそう。
他のアプリにはない機能としては、音声ガイドが付いているみたいなのでいちいち携帯を開いて確認する手間が省けるのは嬉しいですね。
YAMAPには見守り機能というものが付いています。
これは、家族や友人に自分が今どのあたりを歩いているのかっていうのが届いて第三者が目で確認することが出来ます。
この機能を使用すれば、遭難したときなどに早期に発見してもらいやすいというメリットがあるので単独の登山者には心強い機能なのかなって思います。
登山アプリだけでなく、現在はYouTubeに様子をアップしている人がたくさんいます。
動画だと歩くイメージがしやすいから、私は初めて登る山の登山道の様子はYouTubeでもチェックするようにしています。
初めて行く山はまずは登山道の様子や状況を事前に入念にチェックをしておくと、不安が軽減されるし実際に歩いていても道の先が予測出来るから、下調べはしっかりと行いましょう。
女がひとりで山に登って、周りの登山者に変な目で見られたら嫌だな
山に女性がひとりで登っていると、変な目で見られるんじゃないかなって不安に感じる人も多いんじゃないんでしょうか。
でも、これは女性ひとり登山に限らず、男性のひとり登山者にも当てはまるように思います。
この人、友達もいない寂しい人なのかな~?
みたいに思われるのが嫌だなってね
だけど実際にグループで登ったときに見かける単独登山者(男女問わず)に対して私は・・・
特に何も気にならない
なんだったら、こんなキツい山に女性がひとりで登ってるなんてカッコいい~!
私もあの人みたいになりたーい!
って感じです。
実際にひとりで山に登ってると、登山経験が浅めなグループ登山されている方々に道を聞かれることが多いように思います。
ひとりで山登りしてると、ベテランさんに見られることが多いよ。
あとは、登ってる途中で女性グループの方々と仲良くなって一緒に登ったりする一期一会登山もあったりするよ!
ベテランに見られて、気が付けばグループ登山者を山頂まで案内していた・・・なんてことも私はあります。
もしくは、ひとりで山登りしていて感動とか疲れたときに共感してくれる相手がいないのが寂しいって思ってひとり登山に踏み切れない人も多いんじゃないかと思います。
・・・それは全くその通りだと思います。笑
ひとり登山してるときは、休憩時間や登ってる最中に誰かと話すことがないから、黙々と歩いて休憩時間も短めな気がする・・・
だけど、ひとりで山に登ってると鳥のさえずりとか風で木々が揺れる音なんかに耳を傾けたり、植物の写真をひたすら撮ったり、景色がいい場所でひたすらボーっとして過ごすことができたりと1人ならではの自然との対話が出来ます。
普段、仕事とかで人と接する機会が多い人にはひとり登山はオススメです!
ひとりで過ごす時間でリフレッシュできるよ
獣に出会ったらどうしよう
これは単独登山に関わらず、グループ登山でもついてくる不安ですよね。
ただし、グループで歩いているとみんなで話をしながら歩くから、獣に対してこちらの存在をアピールすることが出来るっていう利点があります。
それに比べて、ひとり登山の場合はひたすら黙って歩くから獣に対してのアピールが少なくなってしまうので獣に遭遇しやすい可能性が高いのかなとは思います。
なので私がひとりで山に登るときの獣対策は・・・
他の登山者が多い日に登る!
熊鈴をつける!
携帯電話で音楽を鳴らす!
もしくは携帯ラジオでラジオを流す!
音を鳴らしながらゆっくりと歩いて、道の先にいるかもしれない獣にアピールをする!
って感じです。
熊を撃退するスプレーとかあるけど、私はそれは携帯していません。
っていうのも、スプレーを使用する場面って熊がかなりの至近距離にいて、熊が威嚇して襲ってくるときだと思うのでこんなときに冷静にスプレーを取り出して上手く熊の顔をめがけてスプレー出来る自信がないなって思ってます。
そんな場面に出くわさないように、事前に音を出してこちらの存在をアピールするのがいいかなぁって思う
山は獣の住んでる場所だから、獣とお互いに出くわさないように音を出して存在をアピールしてあげるのが一番いいかなって思います。
カモシカちゃんはそんなのお構いなしで、逃げないんだけどね~
まとめ
女性がひとりで山に登るときに感じる不安を5点に絞ってそれぞれについて対策を考えてみました。
結果的にはどの不安に対して一番いい方法としては、土曜日・日曜日・祝日など他にも登山者がたくさんいる日に登ることかなって思いました。
あとは、なるべくマニアックなルートではなくて、皆がよく登る人気のルートを選ぶことも大切なんじゃないかなって思います。
ひとりで山に登りたいけど、なかなか勇気が出ないっていうそこのあなた!
誰かと登るときとは違って、ひとり登山は山と向き合える感じが味わえるから勇気を出してみてくださいね。
ただし、最悪のケースも想定した事前の下調べは必ず行ってから行くようにしてください。
一緒に山を楽しみましょう!
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