これから山小屋に泊まってみたい
っていう登山初心者の人は参考にしてみてください。
北八ヶ岳2日目
前日に北八ヶ岳ロープウェイから麦草峠を経由して、高見石小屋に宿泊した私たち。
富士山以外で山小屋に泊まる初心者丸出しの私たちは、山小屋に宿泊することに興奮しつつも消灯とともに就寝をしました。
小屋泊の洗礼を受ける
山小屋の洗礼を受けました。笑
山小屋あるあるなんだけど、「いびきが凄い人ほど、一番最初に寝る」です。
はい、私たちはその洗礼を見事に受けました。
ガァァァァァゴォォォォォォ・・・・・・スピー・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(息が止まること約10秒)
ックアハァ!(慌てて息を吸う)
ハァハァハァ・・・
(5秒後)
ガァァァァァゴォォォォォォ・・・・・・スピー・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(息が止まること約10秒)
ックアハァ!(慌てて息を吸う)
ハァハァハァ・・・
消灯前から朝の起床時間まで、このおじさんはひたすらこんなイビキを永遠と繰り返してました。
最初のうちは笑ってた私たちも、このイビキが気になってなかなか眠れなくて段々イライラしてきます。
このとき、山小屋に宿泊するときには耳栓を持っていこうと心に決めました。
これ以降、色んな山小屋に宿泊したけどここまで激しいイビキをかいてる人はこの人くらいだったなっていうくらい凄かったです。
これから山小屋に宿泊してみようって人は、耳栓を持っていくことをオススメします。
日の出は見えなかった
日の出の時間に合わせて起床をして、高見石に登りました。
この時期は霜が降りてて岩がとっても滑りやすいから慎重に登ります。
だけど、この日も雲が多くて綺麗な日の出を見ることが出来なかったの
でも朝は空気が澄んでて遠くの山がハッキリと見えてるし、雲海も見えてとっても綺麗な景色です。
白駒池方面も、雲海が綺麗でした。
朝食の時間まで、山頂で景色を堪能しました。
この時期の朝は寒いから、私たちはフリース・ダウン・手袋・ネックウォーマーと防寒着をしっかりと着込んだよ
高見石小屋の朝食
高見石で景色を堪能したら、朝食を食べました。
写真を撮り忘れちゃったけど、山小屋には珍しく洋食の朝食でした。
・ロールパン
・スクランブルエッグ
・ウインナー
・サラダ
などなど朝は絶対パン派の私にはすごく嬉しいメニューでした。
朝食後は小屋でゆっくり過ごす
この日は北八ヶ岳ロープウェイまで戻るだけだったから、朝食後は小屋で本を読んだりお土産をあさったりとゆっくりと過ごしました。
ランプがオシャレな山小屋です。
本もたくさんあるから、小屋でのんびりと過ごせます。
高見石小屋から白駒池へ
登山初心者丸出しの私たちが心配だったのか、小屋主さんにこの日はどこに向かうのか聞かれました。
ロープウェイまで来た道を戻ろうかと思ってます
すると小屋主さんから、せっかく戻るなら来た道をそのまま帰るよりも、白駒池と雨池をめぐる「池めぐりルート」で行くことを進めてもらえました。
道を間違える
小屋主さんから進めてもらったルートを行こうと、早速小屋を出て行きたいルートとは全く別のルートを歩き始めた私たち。
10分ほど歩いて地図を見てみると
あれ~?こんなところに分岐があるのおかしくない??
はい、ここでルートを間違えたことに気づいて小屋まで戻りました。
高見石小屋まで戻ると、間違ったルートを歩いていった私たちが心配だったのか小屋主さんが小屋から出て様子を見ていました。
白駒池に行くなら、あっちから降りたら40分くらいで着くよ
心配してくれてた小屋主さんがルートを教えてくれました。
高見石小屋の小屋主さん、あのときはありがとう!
高見石小屋から40分ほどで、白駒池に到着
高見石小屋から白駒池まではゆっくりと下りてきて、40分ほどで到着しました。
白駒池は秋には紅葉で有名な池です。
この日はすでに紅葉が終わっていたので、静かな白駒池でした。
白駒池の周辺は非常にコケむしていて、とっても綺麗でした。
白駒池のすぐ近くには駐車場があって、観光でも歩けるように木道が敷かれているので登山をしない人もウォーキングがてら白駒池を見に来ても楽しめると思います。
白駒池のホームページは↓
白駒荘
2017年の年末に火事で焼けてしまった白駒池です。
建て直しをして、2018年にはリニューアルオープンをしました。
写真の白駒荘は火事で焼ける前のものです。
リニューアルオープンした白駒荘はとっても綺麗な小屋で、食事を出来る場所もあるので白駒池の観光に訪れたときにも、この小屋でご飯を食べるのはオススメです。
白駒荘のホームページは↓
白駒池から麦草峠
白駒池から麦草峠へ向かうルートの途中には、「白駒の奥庭」という場所がありました。
木道が敷かれていて、ハイマツの庭園のような場所です。
ここを歩くのはとっても気持ちがいいので、観光で訪れたときでもぜひここを歩いてみてくださいね。
白駒池から30分ほど歩くと、麦草峠へ出ました。
ここには、前日にトイレを借りた麦草ヒュッテがあります。
剣山のような霜柱がそこらじゅうにあったので、拾ってみました。
踏みつけるとサクサクとして、楽しいので麦草峠で霜柱を拾ったり踏みつけたり氷が張った水たまりを拾ったりして麦草峠で休憩がてらしばらく遊びました。
麦草峠から雨池へ
麦草峠からは前日とは違うルートへと入っていきます。
雨池へ向かうルートは地味な登りがしばらく続きました。
途中にはこんなものを発見。
これさ、クマかと思ってビックリして思わず立ち止まっちゃったよ~
っていうのも、これを見る少し前に登山道からちょっと離れた場所で鹿らしき生き物が気をカリカリしてる音が聞こえたから、獣に出会わないかビビリながら歩いてたからこんな木にもビックリしちゃいました。
雨池が近づいてくると、木道が現れて歩きやすくなります。
木道をしらばく歩くと、雨池に到着しました。
突如現れた池はとっても幻想的です。
テントが充分に張れそうな広さがあります。
ここでテントを張っちゃダメだけどね~
雨池周辺にもコケがたくさんあり、コケを堪能させてもらいます。
八ヶ岳の奥の方に来た感じがして、とっても落ち着く場所だなって感じました。
雨池からロープウェイ乗り場
私たちが訪れたときは案内看板が少なかったので、池の周辺で30分以上迷ってしまいました。
池の周りは似たような景色なので、皆さんは自分の場所をチェックしながら歩いてください。
30分以上迷ってやっと見つけたロープウェイ乗り場へのルートをしばらく歩くと、車が通れそうな林道に出ることが出来ました。
その林道から縞枯山荘へ向かうルートへ入っていく入り口があるので見逃さないようにしてください。
ここから縞枯山荘あたりまでは岩々の急坂ルートです。
それまでは、比較的平坦なルートを歩いていただけあって、この日一番のキツいポイントでした。
蓼科山でいうと将軍平から山頂に向けてあるくようなルートだったので、岩が凍結していたり天気が悪いときは滑りやすいと思うのでこのルートを利用するときには注意が必要だと思います。
縞枯山荘に到着
岩々のルートが終わると、縞枯山荘に出ることが出来ました。
急に観光地に変わりました。
それまでのルートとは一変してここからロープウェイ乗り場までは、木道歩きです。
北八ヶ岳ロープウェイ駅でご飯
ロープウェイ乗り場に着いたのはお昼ごろだったので、ロープウェイ乗り場のレストランでご飯を頂きました。
この日もたくさん歩いたので、お腹がペコペコです。
ロープウェイで下りたあとは、温泉に入って2日分の汚れをしっかりと落として帰りました。
まとめ
富士山以外では、初めて山小屋に宿泊した初々しい私たちの様子を書いてみました。
このルートは歩く距離は長いけど、危険な場所はないので初めて八ヶ岳で小屋泊をするって人にもオススメなルートかなって思います。
山小屋に宿泊するときには、イビキをかく人はたいていいるのでこの時以来耳栓を持って山小屋に行くようになりました。
これから、山小屋に宿泊してみるって人はぜひ耳栓は持っていった方がいいと思います。