2020年8月のお盆に、初めてひとりで泊まり登山をしてきました。
栂池から白馬大池山荘までの様子はこちら↓
憧れの白馬岳までの様子が知りたい
ひとりで泊まり登山をしてみたい
って人はぜひ、参考にしてみてくださいね
私がひとり泊まり登山を成功させることが出来たコツはこちらの記事も合わせて読んでみてね↓
3日目は白馬大池山荘から出発
前日は栂池から登って天狗原を経由して、白馬大池山荘で宿泊をしました。
前日はとっても天気が良かった白馬周辺。
この日は「てんきとくらす」という山の天気予報サイトの情報だと、白馬岳は1日いい天気の予報。
しかし・・・
山小屋では正確な天気を天気黒板にスタッフさんが書いてくれるんだけど、
この日の天気は朝は曇りで、昼頃から雨。ついでに「雷注意!」の文字が書かれていたよ~
黒板の天気予報を見て、白馬岳へ行く気力が無くなってきた私。
このまま今日中に栂池に下りちゃおうかなぁ・・・
と弱気になりました。
せっかくだし、小蓮華山まで行ってみて様子みてみたらいいじゃん!
と同じ部屋だったお姉さんに背中を押されて、不安を抱えたまままずは小蓮華山に向けて出発しました。
空はどんより曇り空・・・
朝一だしこの日は時間に余裕があるから、ゆっくりゆっくりと歩き始めます。
綿毛になったチングルマが群生してたよ
終わりかけのコマクサもいたよ
道の先を見れば、どんよりと雲が立ち込めてます。
今から、あの雲の中に行くって思うと正直勇気がいるよ~
あの雲に近づけば近づくほど、雨が降ってきました。
ここから先は、雨・霧なので途中でレインウェアを着てザックカバーを取り付けます。
生まれて初めて見る雷鳥
可愛いすぎる・・・
登山を初めて7年近くになる私ですが、今回初めて雷鳥に出会うことが出来ました。
雷鳥ってめっちゃめちゃ可愛いんですね。
雷鳥坂には雷鳥がたくさんいるっていうのは、大池山荘で出会ったお姉さんから聞いてたんだけど、まさかこんなに近くで見ることが出来るなんて!
最初は遠い場所にいたオスとメスの雷鳥が、写真を撮ってたらどんどん近寄ってきて私の足元まで来てくれました。
あんまりにも足元まで近寄ってきたから、私の方が後ずさりしちゃったわ
小蓮華岳かと思ったら、船越ノ頭だった
大池山荘からゆっくり歩いて、およそ1時間。
小蓮華岳に到着したかと思えば、「船越ノ頭」でした。
この辺りから、風が強くて時折体が持っていかれそうになったよ
ここから先はひたすら真っ白な景色・風ビュービューの中歩いていきます。
ここから先は、数メートル先まで近づかないと人の姿が確認できないほど真っ白で体が持っていかれそうな程の風の中歩いていくから、本当に不安しかなかったよ
雲の晴れ間から稜線があらわれた
雲が晴れた瞬間、稜線が見えました。
このあとすぐに真っ白になってしまったんだけど、一瞬でも稜線が見えると元気が出てきます。
なんといっても、今回はこの稜線を見ながら登るために来たんですもの。
白馬岳への稜線は花が豊富
ソバナ?
チシマギキョウ??
ハクサンイチゲ?
チングルマ??
コウメバチソウ?
トウヤクリンドウ
お花畑
大池山荘から約2時間、小蓮華岳に到着
ゆっくり歩いて2時間、やっと小蓮華岳に到着しました。
写真のとおり、真っ白で景色がまったく見えません。
さらに風もかなり強かったけど、ここまで登ったのが疲れちゃったからここで休憩をして行動食を食べました。
到着したときは皆写真を撮るだけ撮って先に進んでたけど、私が休憩をしてたら皆つぎつぎと休憩をし始めたよ。
やっぱりポイントでは休憩をしたいよね~
小蓮華岳には、こんな剣が立ってました。
何かの信仰の象徴なのでしょうか?
以前は仏像もいたようだけど、山頂が崩壊してなくなってしまったとか・・・
一瞬晴れた白馬岳の稜線は綺麗だった
小蓮華岳から少し下ったところで晴れ間によって、綺麗な稜線が姿をあらわしてくれました。
この晴れ間は一瞬だったけど、一瞬でも景色が見えるとホントにテンションが上がるね。
小蓮華岳からおよそ1時間、三国境
やっと三国境に到着です。
晴れていれば、ここから綺麗な雪倉岳が見えるはずなんだけど・・・相変わらず真っ白です。
さらにこの辺りから白馬岳はかなり風がキツくて、時折飛ばされないように踏ん張ったりすることもたびたびありました。
大池山荘からおよそ4時間、白馬岳山頂到着
はい、真っ白です。
おまけに風も強くて、寒かった。
とりあえず、山頂に着いたよの証拠写真を山頂にいるおじ様に撮ってもらったよ~
白馬岳山頂から15分ほどで、白馬山荘
真っ白なんだけど、無事に白馬山荘に到着しました。
写真は今回宿泊した建物だけど、宿泊受付はこの写真の右側にある建物で済ませます。
宿泊した建物は、相部屋専用の建物なのかなぁ?
受付の窓口がまるで病院のようにいくつもあって、本来ならシーズンの時期はかなりの人がこの山小屋に宿泊するんだなぁっていうのが分かりました。
受付のときにもらった領収書の裏側には、館内の案内図がついています。
今回は、2号館2階にある「大雪渓」っていう部屋に同じくソロで登ってきた女性と二人だったよ
白馬山荘のホームページは↓
山頂レストラン「スカイプラザ」でケーキ
「スカイプラザ」とは、白馬山荘の1号館の隣にあるレストランのことです。
このレストランでは軽食やケーキなどのデザート、昼時には昼食を食べることが出来るようです。
また、あらかじめ予約をしておくと朝食をここで食べることが出来るとか。
この日はこのスカイプラザで、ケーキとコーヒーを食すために頑張って登ってきたのよ~
天気が良ければ、スカイプラザからは北アルプスが一望することが出来るようです。
私が行ったときは、真っ白だったけどね~
スカイプラザの詳細は↓
小屋の中は寒かった
天気が悪かったこともあって、小屋の中は寒かったです。
ストーブが受付場所と2号館の玄関しか点けられていなかったので、寒さをしのごうと乾燥室で暖をとっている人もいました。
談話室には点火されていないストーブが2つあって、点火されていないけどなんとなく皆がストーブを囲んで休んでいました。
前日の大池山荘では天気も良かったせいもあって、暑かったけど天気によってここまで気温に差があるのは高山ならではだなぁって改めて実感しました。
夏でもカイロは必須だよ!
まとめ
白馬岳2泊目は天気が悪くて心細かったり、寒い思いをしたけど初めてライチョウに出会うことが出来たし、白馬山荘で同じ部屋に宿泊した人と仲良くなったりといいこともたくさんありました。
スカイプラザでケーキが食べられたし
白馬大池山荘から白馬岳まで勇気を出して登って本当に良かったなって思いました。
ただし、この日も次の日も白馬岳山頂は雲の中だったから山頂からの景色を見ることが出来なかったのはちょっと残念です。
また、白馬岳に行こう!
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