2019年の11月、雪が降る直前に三重県の鈴鹿の山のひとつでもある御池岳(おいけだけ)へ登ってきました。
この山は苔やカルスト台地を楽しむことが出来るので、鈴鹿のなかでも私が一番お気に入りの山です。
大好きな苔がとにかく凄いのよ~
まだ登ったことが無い人はぜひ参考にしてみてくださいね。
御池岳とは
三重県と滋賀県にまたがる鈴鹿山脈のうちのひとつの山。
標高が1,247mで鈴鹿山脈の最高峰です。
石灰岩からなるカルスト地形がみられたり、日本庭園と名付けられた一帯が苔で覆われた場所が見られたりと見どころがたくさんの山。
山の形が平らなように見えることから、山頂部分は「テーブルランド」と呼ばれています。
三重県側と滋賀県側どちらからでも登り始めることが出来ます。
また隣の藤原岳からも距離はあるけど、縦走することが出来るのでテント泊縦走をしても面白そうです。
今回登ったルート
鞍掛峠からのピストンで登りました。
三重県側からだと私が歩いたこの鞍掛峠ルートと、コグルミ谷ルートの2つのルートがあります。
コグルミ谷ルートは景色が見えない谷を歩くルートと聞いていたので私は歩いたことがないけど、運が良ければリスに会うことが出来るようです。
興味がある人はコグルミ谷ルートを歩いてみてください。
一方、鞍掛峠ルートは尾根沿いを歩いていくので、景色を堪能することが出来ます。
鞍掛峠からスタート
鞍掛トンネルすぐ手前にある駐車スペースの後ろ側が、登山口になります。
登山口から鞍掛峠までは急坂から始まるから、最初から飛ばして歩かないようにするといいと思います。
この急坂はザレてて、片側が切れてるから下りのときは注意が必要だよ~
私は下山のときに、この急坂で2回くらい転んじゃった
鞍掛峠
マップで見ると、登山口から鞍掛峠までは15分ってなってるけど実際に歩いてみると急坂なので15分で着くのはちょっと大変だと思います。
最初からいきなり心臓があぶられるから、20~25分くらいの時間をみておいた方がいいかも~
鞍掛峠からしばらくは、緩やかな尾根歩き
鞍掛峠からしばらくは、こんな感じで緩やかな切り開いた尾根を歩いていきます。
この尾根からは、街が見えました。
紅葉が終わっちゃってたけど、紅葉のシーズンだったらここからの景色が綺麗そう!
樹林帯に入ります
葉っぱが落ちてしまってる時期だから樹林帯とは言えないけど、さきほどの切り開いた尾根歩きのあとは樹林帯に入っていきます。
樹林帯は葉っぱがあるシーズンを歩くときは、道が途中で分かれてたりしてて分かりづらいのでリボンなどを見て確認しながら歩いた方がいいと思います。
この樹林帯を抜けるまでは上り坂が続くので、ゆっくりと歩いていきましょう。
樹林帯を抜けたら、苔の道
樹林帯を抜けたら、そこは苔の道が続きます。
ルートにはロープが張られていて、苔の中に踏み込まないようにされてました。
樹林帯を抜けたら苔のルートが急に現れるから、御池岳に登るときには鞍掛峠から登るのが好きなんだよね~
こんな感じでしばらく苔ロードが続いていきます。
苔ロードの先が鈴北岳
苔ロードからは登りが続いていき、登った先は「鈴北岳」というピークです。
この鈴北岳直下の上り坂はザレてて、傾斜も結構急なので下りのときには滑って転ばないように注意が必要そうでした。
鈴北岳から30分ほどで、鈴ヶ岳
鈴北岳から30分ほどで、鈴ヶ岳に行くことが出来ます。
今回は登山初心者の父親もいたから、いかなかったよ~
鈴北岳で写真を撮ったら、日本庭園へ向けて出発です。
日本庭園
日本庭園へ向かう道はこんな感じで、気持ちのいいルートです。
日本庭園に到着しました。
苔とカルスト地形のコラボが美しい日本庭園です。
日本庭園の苔とカルスト地形
秋も終わって初冬で苔に元気がないけど、それでもこれだけ綺麗な苔が自生していました。
こんな感じで、カルスト地形と苔のコラボした風景がまるで日本庭園のように見えるから「日本庭園」と名付けられたのでしょうか?
池
日本庭園から山頂に向けたルートの途中には、池がありました。
この池には特に名前はついて無さそうです。
山頂は岩々してる
池から分岐点で山頂方面へ行くと、山頂へ向けた急坂が始まります。
その急坂を登りきると、御池岳の山頂に到着です。
山頂付近な写真のように岩々していてカルスト地形な感じが、少し歩きづらいです。
山頂からもそれなりに景色が見えるけど、そこまで広くないしもう少し奥の方に行くと景色が良くて、広々とした場所があるからそこまでご飯を食べるのは我慢するといいよ~
ボタンブチへ向けて
御池岳山頂から5分ほど下ると、「ボタンブチ」と呼ばれる場所に到着します。
この辺り一帯は広々としていて景色もいいので、ご飯を食べるにはいいと思います。
崖のヘリに立ってのぞき込むと、こんな景色を見ることが出来ます。
晩秋だったので紅葉が終わってしまってたけど、紅葉のシーズンはここからの景色が綺麗だなって思いました。
崖周辺は他の登山者がご飯休憩をしていたので、私たちは少し奥の方の広場でご飯を取りました。
こんな感じでこの辺りは広々としてるから、ご飯を食べるには困らないよ~
セブンイレブンに売ってる煮豚を焼いて、白いおにぎりも少しだけ炒めてご飯の上に煮豚を乗せた簡易煮豚丼を作ったよ~
この日は天気が良かったから、ゆっくりとご飯を食べたらボタンブチの崖に父親を立たせてみました。
なんかカッコいいね~
まとめ
わたしが鈴鹿の山の中で一番好きな御池岳について、紹介してみました。
鈴鹿の最高峰にも関わらず、歩いてみるとそんなにキツいという印象はありませんでした。
なので登山初心者の人にもオススメな山だなぁって思います。
ただし、御池岳は周辺も含めてトイレが一切ないうえに、お花摘みが出来そうな場所がないイメージがあるので、御池岳に向けて行く途中のコンビニでトイレを済ませておいた方が良さそうです。
また、景色がいいから思わず長居しちゃうけど、そうすると下山はトイレダッシュするはめになってしまうかも・・・
鈴鹿セブンマウンテンの中にはない山だけに、鈴鹿の中でもあまり有名ではないけど、景色も綺麗だし苔やカルスト地形を楽しむことが出来るとっても素敵な山なのでぜひ一度は登ってみてくださいね~
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