2021年3月にひとりで、新穂高ロープウェイから西穂独標を目指しました。
ロープウェイの混雑で出遅れたことからはじまり、独標までの距離が長いことから体力がない私には西穂独標は遠かったです。
西穂独標は「雪山初心者向け」とかよく雑誌などで見かけるけど、雪山初心者で体力がない私が実際に行ってみたときの様子を書いてみました。
・今度の冬は雪山デビューをしよう!
・体力がない人
は良かったら参考にしてみてください。
愛知県から車で3~4時間
名古屋駅から新穂高ロープウェイまでのルートです。
我が家からはもう少し時間がかかるので、休憩を含めて新穂高ロープウェイまではおよそ4時間かかりました。
遠い・・・
道路や駐車場の雪は溶けていた
8時前に第2駐車場に着いてみれば、駐車場も道路も雪はありませんでした。
私が行った日よりも数週間前に行った人の報告を見てみると、道路が真っ白だったみたいだから天候や行く時期によっては道路が凍結してるのかなって思います。
凍結した道路で車を運転したことがないから、良かったよ~
今回あるいたルート
新穂高ロープウェイに乗って、西穂高口駅まで上がっていってそこから西穂山荘を経由して西穂独標まで行きました。
正確に言うと、独標までは行けなかったんだけどね~
ロープウェイの混雑で出遅れる
写真はぼやけてますが、ロープウェイが開始する30分ほど前の様子です。
ロープウェイ乗り場の建物から外にずらっと並んでます。
ロープウェイに乗れたのは、9時30分過ぎでした。
ロープウェイ待ちの列に並んでるだけで、疲れちゃったよ~
2つのロープウェイを乗り継ぐ
新穂高ロープウェイは、2つのロープウェイを乗り継いで最終駅である「西穂高口駅」まで行きます。
順調にいけば15分ほどで西穂高口駅まで行けるけど、この日はロープウェイの最初の駅「新穂高温泉駅」と、乗り換え駅「しらかば平駅」でロープウェイ待ちをしました。
ロープウェイから槍ヶ岳が見えた
写真の真ん中から少し左側に、ちょこっと槍ヶ岳の穂先が見えます。
穂高の峰々が見えてとっても綺麗だったよ~
てか、今から西穂高の独標まで登るから当たり前なんだけどね~
右側を見れば、焼岳が見えます。
焼岳を見てると、ときどき噴煙が上がってたよ~
西穂高口駅に着いたのは10時過ぎ
なので、ロープウェイ最終駅「西穂高口駅」に到着したのが10時過ぎになってしまいました。
西穂高口駅下りたらそこは真っ白な銀世界で、ここで景色をボーっと眺めても充分な感じだよ~
雪山初心者のわたしはここでアイゼンを装着して、おにぎりを食べて出発をしました。
ここを出発したのは10時30分ごろです。
雪歩きの練習をするときは、しばらくはツボ足で行って登り斜面が急になるところから装着するといいよ~
雪道歩くのが得意じゃない人は、ここから付けるといいかな~
今回、わたしは練習とかじゃないから最初からアイゼン付けたけど・・・
駅周辺はハイキングコース
たくさんの観光客がハイキングコースを楽しんいました。
駅からハイキングコースには坂をくだるんだけど、踏み固められた雪道で普通の靴で来てた観光客の人たちはその坂をくだるのが大変そうだったよ~
1人の男性は思いっきりすっ転んでて危なかったしね・・・
観光で行く人も雪用の靴か、チェーンスパイクみたいなやつがあると安心かも~
西穂山荘まで最初は緩やかあとは急
ロープウェイ駅から西穂山荘までの道のりは、序盤は緩やかで歩きやすかったです。
途中で景色も見えるので、ゆっくり景色を堪能しながら歩くことが出来ました。
ここからの景色、青空だったら絶対に綺麗なんだろうな~
とはいえ、時間が時間だけにゆっくりと景色を堪能してる時間がないよ
歩き始めて40分ほどで、急坂
歩き始めて40分、急坂が現れました。
ツボ足で歩いてきた人は、この坂の手前でアイゼンを付けるといいと思います~
西穂山荘から先は景色のいい稜線歩き
急坂を10~15分ほど歩いくと、西穂山荘が見えてきました。
坂が急で、雪がたっぷりあったから気分的にはもっと時間がかかったような気がしたよ
西穂山荘の屋根が見えたら、ホッとします。
ここまでは樹林帯歩きだったけど、ここから先は樹林が無くなって景色が広がりました。
西穂山荘と山々の景色がとても美しいです。
こうやって見ると、西穂山荘って大きいんだね~
西穂山荘周辺は人がいっぱい
写真はないけど、西穂山荘周辺にはたくさんの人であふれていました。
なので、西穂山荘の冬の名物の雪だるまを写真に収めたら丸山へ向けて出発しました。
人が多かったから、雪だるまを写真に撮るのに人が写らないように撮るのにも一苦労だったよ~
上の写真、右側に危うく写真に人がおさまっちゃうところだったね
雪だるまを写真に撮って、行動食を食べたら丸山に向けて歩き始めます。
西穂山荘から20分ほどで丸山
西穂山荘すぐの斜面を少し登って振り返ると、もうそこですでに綺麗な景色が広がってました。
西穂山荘の前でテント泊してるテントもいくつかあったよ~
楽しそうだな~
西穂山荘からゆっくり歩いて20分ほどで、丸山に到着します。
ここまでは、わりと気軽に来れるから丸山には写真でも分かるように、たくさんの人がいたよ~
丸山まででも景色はとても綺麗でした。
丸山に着いたのが、12時ごろだったから同じくらいから歩き始めた人はみんな丸山で引き返してたよ~
この日のロープウェイ最終が16時30分だったから、この時間ならここで引き返した方がいいと思う~
しかし、せっかくここまで来たんだからっていう気持ちが大きくて、13時くらいを目処に引き返すことを決めて西穂独標を目指しました。
丸山から先は傾斜が急
丸山から先は傾斜が急になりました。
雪もシャリシャリで滑りやすくて、雪山初心者が下山で歩くにはちょっとこわそうな感じです。
下山がこわそうだな~って思いながら登ってたよ
わたしのように雪道を歩く自信がない人は、丸山で引き返した方がいいかなって思ったよ~
丸山でも、景色は充分だしね!
独標辺りまでは、「いつ引き返そう・・・」っていう気持ちで時計ばかり見ていて、正直あんまり覚えていません。
独標直前でタイプアップ
ここまで行きました。
独標はすぐ目の前だけど、独標の途中にある列がこの後もしばらく動いてなかった&上から降りてくる人もいたので私はここで諦めました。
正直、独標自体はじめて来たし、雪と岩のミックスをひとりで降りてくる自信はなかったよ~
ロープウェイ最終に向けて急いで下山
あ~
独標登れなかった~!
と残念な気持ちをおさえつつ、最終のロープウェイに乗り遅れないように急いで下山をしました。
下山中に丸山付近から見えた景色。
梓川が綺麗に見えて山々がとっても美しかったです。
こちらは麓には徳澤園があって、目の前の山は蝶ヶ岳です。
わたしはこの時は下に見えるのが上高地の玄関口のバス乗りば辺りだと思ってたよ~
後日、友人に聞いてみたら下に見えるのが徳澤園で、目の前の山は3年前に登った蝶ヶ岳だよって教えてくれたの
この景色を堪能したあとは、ロープウェイの最終時間に間に合うように急いで下山をしました。
とはいえ、体力がない私はすでにヘロヘロだったから全然スピードがでなかったのよ。笑
最終の1本前のロープウェイに何とか乗り込んだら、そのころには天気が崩れて外は吹雪になっていました。
天気予報で15時ごろから天気が崩れるのは知ってたから、それもあって気持ち的には急いで下山したんだよね~
実際にはヘロヘロすぎて、全然スピードが出てなかったんだけどね
よだんのはなし
この日は15時ごろから天気が崩れる予報でした。
ちなみに次の日も天気が悪い予報だったんだけど、ロープウェイで上まで上がったら
明日は天候が悪く、風が強い予報なのでロープウェイが動かない可能性がございます。本日西穂山荘で宿泊される方はご注意ください
とアナウンスがありました。
もし、西穂山荘を宿泊地とした山行をされる人は次の日の天候も気にして計画を立てたほうがいいと思いました。
まとめ
今回は、雪山にどうしても行きたくてひとりで西穂独標を目指しました。
・雪がない西穂独標にそもそも行ったことがない
・標高が高い雪山は3回目
・ピッケルやアイゼンの使い方がまだまだ出来ていない
これらのことを考えると、ひとりで雪の西穂独標に行ったのは正直無謀な挑戦だったな~って今はそう思います。
あと、
せっかくここまで来たんだから、丸山までじゃなくて西穂独標まで行きたい!
っていうこの気持ちは、危険だったな~って思います。
今、冷静になって計画を立てるんだとしたら
・西穂山荘に宿泊して、次の日に西穂独標までを楽しむ
・丸山までにして、あとは西穂山荘のラーメンを楽しむ
こんな感じで余裕を持たせるのになって思います。
雪山初心者で西穂独標に挑戦してみようって人は私の無謀な山行を悪い教科書として、余裕のある計画を立ててみてください。
コメント