2015年7月にひとりで4泊5日の屋久島旅行に行ってきました。2015年5月に屋久島の隣にある口永良部島(くちえらぶじま)で噴火がありました。その影響もあったようで、この年の屋久島は空いていました。
次いで、2015年7月に屋久島に直撃の台風があり、その影響があって私が屋久杉に行く2~3日前まで通常の登山ルートが土砂崩れによって閉鎖されていたようで、遠回りをしたから往復13時間かかったとか・・・
2019年5月にも大雨で、一時登山道が通行止めでしたしね。
運よく、口永良部島の噴火の影響もなく、台風の土砂崩れの影響もなく、行った5日間は珍しくずっとピーカンの初めてのひとり旅のおはなしです。
屋久島で利用した民宿
利用させてもらった民宿は、宮之浦地区にある「民宿たけすぎ」です。
何日間も屋久島に滞在する人の場合は、民宿を日によって変えるようですが、私は荷物を持ち運んで毎日宿をかえるのが面倒だったので、こちらの宿に4泊お世話になりました。
こちらの写真は、初日に頂いた夕飯です。屋久島の名物、トビウオのから揚げはさっぱりとしていて、とても美味しかったです。初めてこの宿に宿泊する人の夕飯はこのメニューのようなので、魚が苦手な人はあらかじめ予約のときに相談をしてみてもいいかもしれませんね。
民宿たけすぎは、宮之浦港のすぐ近くの宿なので刺身など魚がとても美味しいです。宿の近くにも海鮮料理を得意とする飲食店があったので、魚が好きな人にはオススメな宿かなっておもいました。
宿の従業員さんは基本的には話かけてこないのですが、何日も宿泊していると皆さん気さくに話しかけてくださいました。朝顔を合わせると「今日はどこにでかけるんですか~?」とか「今日は年に一度の花火大会があるんだよ!」とかそのほかにも島のいろんな情報を教えて頂けました。
民宿たけすぎのホームページは→こちらをご覧ください。
民宿たけすぎを選んだ理由
トリップアドバイザーでクチコミがいい民宿
実際に利用した人がクチコミを書かれているのでホームページでは見ることが出来ない部分も知ることが出来るので情報収集には助かりました。様々な民宿やホテルを比較した気がします。
ガイドさんが迎えに来てくれる民宿
縄文杉ツアーと白谷雲水峡ツアーに行くことは決定だったので、ガイドさんが送り迎えしてくれる地域の民宿に絞りました。地域や行くツアーによっては迎えに来てもらうことが出来ない場合があるようです。ツアーを頼まれる際はガイドさんの送り迎えをしてくれる地域の民宿か確認した方が良さそうです。
登山ツアー時の朝食と昼食を用意してくれる民宿
縄文杉ツアーに行く時、朝4時前後には民宿を出発します。登山口にお弁当を用意してくれる場所がありますがそこは事前予約が必要となります。今回は、民宿に到着したときに受付で頼んだら、次の日の朝食と昼食を用意してくれました。
相部屋ではなく、全個室の民宿
相部屋でのトラブルなどトリップアドバイザーで読んだので、特に女性の場合は全個室で部屋には鍵をかけることが出来る民宿が良いと思います。
水やお湯がセルフで飲ませてもらえる民宿
屋久島には自動販売機はありますが、24時間営業のコンビニエンスストアはありません。
洗濯機が使用できる民宿
登山を含む5日間の滞在だったので、洗濯はしたいなって思っていました。登山して汗をかいた服を次の日も着てトレッキングするとか絶対に嫌ですよね。なので、洗濯機が使用できる宿をチョイスしました。
※ただし屋久島はとても湿気のある島です。天気の良い日に洗濯物を干しても島の中では乾いたと思って持って帰った服が家に帰って出してみたらとてもしっとりとしていました。結局家に帰ってからも洗濯をすることになりました。(私談)
屋久島旅行で利用したツアー会社
屋久島旅行で利用したのは「オリオンツアー」です。ほかの旅行会社よりも価格が安くて、登山ツアーも一緒に予約することができるのが魅力かなって思います。ただし、飛行機は格安航空機で、乗る当日に空いている席に案内されるという形なので、飛行機が混雑していると通路側の席になる可能性は高いです。
詳しくは、オリオンツアーのホームページを確認してください。
縄文杉ツアー
事前にオリオンツアーの縄文杉ツアーを予約していたので、参加してきました。3~11月の間は荒川登山口までの道はマイカー規制されています。当日は、ガイドさんが宿まで迎えに来てくれて、屋久杉自然館駐車場まで乗せてもらいます。
屋久杉自然館駐車場から荒川登山口まではバスで向かいます。バスの乗車時間はおよそ30分ほどですが、山道を走るので車酔いしやすい人は事前に酔い止めの薬を飲んでおくといいです。荒川登山口に着いたら、宿で準備をしてもらった朝食を食べて出発します。
今回一緒にツアーに参加したのは、私のほかに4人いました。この日の最終のバスが17時とのことで、最終のバスまでに間に合わせるために急いだツアーとなりました。体力に自信のない人は日帰りツアーよりも、テント泊をするツアーにした方がゆっくりと屋久島の森を堪能することができるかと思います。
縄文杉は標高が1,300mですが常夏の島の山です。縄文杉ツアーは夏が人気ですが、とても暑いので熱中症には注意してください。私が屋久島に行ったのは7月中旬でしたが、とても暑くて縄文杉ツアー中は暑さにやられて食欲が出なくてちょっと大変でした。
荒川登山口からおよそ3時間のトロッコ道をゆっくりと登り、トロッコ道が終わるとそこから本格的な登山道がおよそ2時間となります。登山道よりも、トロッコ道が歩きにくくて長いのでここで体力を消耗しすぎないように注意してください。
私たちのツアーは最終バスの1本前のバスに乗ることができましたが、もしバスに間に合わなかった場合は、追加料金を払ってタクシーに乗るようです。ツアーに参加する人は、体力と相談してくださいね。
白谷雲水峡
白谷雲水峡は苔むす森があり、映画「もののけ姫」のモデルとなった森です。ここはThe屋久島という景色を見ることができます。
白谷雲水峡も宿泊宿までガイドさんが迎えに来てくれて、登山口まで連れてってもらえます。苔むす森までは歩きやすいトレッキングコースなので、ツアーガイドを予約しなくても大丈夫ですが、私は今回ツアーガイドをお願いしました。
登山口である白谷広場からゆっくりと歩いておよそ1時間30分ほどで、苔むす森(別名:もののけの森)まで行くことができるので、登山初心者にもオススメのコースです。私は苔むす森までのツアーでしたが、太鼓岩まではそこから本格的な登山道になってさらに1時間30分ほどかかるようです。
私は縄文杉ツアーと白谷雲水峡ツアーは1日空けて参加していたので、疲れはありませんでしたが、一緒に白谷雲水峡ツアーに参加した人は前日に縄文杉に行ったので、お疲れの様子でした。
普段登山をしない人にとっては2日連続でトレッキングはかなりキツいかと思います。計画を立てるときにはご自分の体力と相談して計画を立ててください。
観光
永田浜
ウミガメが産卵にやってくることで有名な「永田浜」。今回の屋久島への旅で目的のひとつとして、この永田浜に産卵にやってくるウミガメを見るツアーに参加することでしたが、屋久島へ着いた前日まででツアーが終了してしまっていたので残念ながら見ることができませんでした。
なので、せめても永田浜だけでもみておこうってことで、レンタカーを走らせて永田浜まで行きました。砂浜がとても綺麗な浜辺です。ここで海水浴をするのも楽しそうですね。
志戸子ガジュマル園
ガジュマルの樹を見ることのできる園です。入園料が200円かかるけど、いろんなガジュマルの樹を見てまわることができるのでおすすめです。ただし、蚊が多く飛んでいるので虫よけや蚊に刺されない対策をした方がいいです。入口では虫よけにとうちわを貸してもらえます。
千尋の滝(せんぴろのたき)
本当は大川の滝(おおこのたき)を見に行きたかったのですが、直前の台風の影響で道路が土砂崩れで通行止めだったため、大川の滝は諦めて千尋の滝(せんぴろのたき)を見に行きました。千尋の滝は展望場所から滝までが遠いのが少し残念ですが、とても立派な滝です。
ノマドカフェ
トローキ滝の近くにあるオシャレなカフェのノマドカフェ。窓際にはカウンター席があるので、おひとり様でも気軽に入ることのできるカフェでした。写真はバターチキンカレーライスプレートです。熱帯の屋久島には美味しいメニューでペロリといただきました。
ぷかり堂
屋久島のお菓子や可愛い雑貨が売っている可愛らしい雑貨屋さん。私が行ったときはリニューアル直前だったので、まだお店が小さい店舗でやっていました。現在ではブレスレッドの手作り体験などもできるので、雑貨が好きな人はぜひ足を運んでみてくださいね。
ぷかり堂は→こちらをご覧ください。
カフェ スマイリー
ぷかり堂の近くにあるカフェ スマイリー。店内は広くないけど、外装も内装も可愛いお店です。窓際にカウンターがあるので、おひとりでも入れます。安房の港がすぐ近くなので、海を見ながらゆっくりとお茶をすることができます。
まとめ
2015年に行った情報なので、屋久島にはおそらくもっと魅力的なお店がたくさんあるかと思います。トラベルブックなどで最新情報を確認してみてください。
縄文杉は観光で行く人はたくさんいますが、普段運動や山登りをしない人にとってはかなりキツいトレッキングになります。普通の山登りのように斜面がキツいということはないのですが、10時間歩き続けることになるので縄文杉に行く予定がある人は、事前に運動をして少しでも体力をつけておきましょう。
あと、何年かぶりに登山靴を履くという人も注意が必要です。今回、一緒にツアーに参加した人の中にもいたのですが、久しぶりに履く登山靴は劣化していて歩いていると靴底がはがれます。今回、縄文杉まで歩いていったときにもいくつか靴底が落ちていました。
屋久島には24時間営業のコンビニがありません。山登りをするときに、山に行く途中でコンビニに寄ってご飯を調達して・・・というようなことができません。ご飯は何かを持参するか宿やお弁当を注文する必要があるので、事前に準備をするようにしましょう。
また、屋久島の登山でご飯を調理したい場合、ガスを飛行機に持ち込むことができません。現地にある登山用具店で入手するようにしましょう。
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