2015年の7月の末に生まれて初めての1人旅で行った屋久島への旅。
2日目は、屋久杉へのツアーです。
1日目の様子はこちら↓
屋久杉ツアーへは、ガイドさんが迎えに来てくれた
屋久杉に行くために、事前にツアーガイドを予約していました。
今回のツアーガイドでは、ガイドさんが宿泊先まで送り迎えしてくれるサービスが付いています。
そのため、送り迎えをしてもらえるのを基準に宿泊先を決めました。
詳しくは、別記事で書いているのでそちらを読んでみてください。
屋久杉ツアー準備の3つの注意点
屋久島にはコンビニエンスストアがありません
普段、登山に行くときに朝ご飯・昼ご飯・行動食・水などは目的地に向かう途中で準備する人も多いんじゃないでしょうか。
屋久島には、
コンビニも、24時間スーパーもないよ!!
なので朝ご飯と昼ご飯は民宿で準備してもらえるところもあれば、ご飯を準備してもらえない宿泊先では、あらかじめお弁当屋に注文をしておきましょう。
水分や行動食は屋久島に持っていくといいかも
水やスポーツ飲料は民宿の外にある自動販売機で購入出来ました。
ただし、次の日には水が売り切れになっていて民宿から少し歩いた場所にある自動販売機まで購入しに行く・・・といったことがあったので、荷物が増えちゃうけど水分はあらかじめ持って行くといいかもしれません。
行動食(私の場合は、お菓子やウィダーインゼリーなど)はあらかじめ愛知県から持って行ったので、準備出来なかったということはありませんでした。
お弁当は弁当屋で準備しよう
今回、私の場合は民宿で準備してもらえたけど、民宿で準備がしてもらえない場合はお弁当屋がいくつかあります。
どこの弁当屋も、
完全予約制!
ご自身の予定に合わせて、あらかじめ予約をしておきましょう。
「宿泊先でご飯を準備してもらえるのか」「宿泊先近辺もしくは登山口までのルートでお弁当屋はあるのか」といったことを確認しておく必要があります。
お弁当屋の情報は屋久島観光協会のホームページをご覧ください。
「屋久島 お弁当屋」で検索をしても、屋久島にあるお弁当屋情報を乗せたブログがたくさんあるので、そちらも参考にしてみてくださいね。
ガイドさんは色んな民宿を順番に周って参加者を迎えに行ったよ
私の宿泊先が一番遠かったようで、私が一番最初に向かえに来てもらいました。
そこから順番にいろんな宿泊先を寄って、今回のツアー参加者をひろっていきます。
しかし・・・
私以外は、友達同士・恋人と来てる参加者。
なんだか、肩身が狭いわ~
しかも、ガイドさんが不愛想だし・・・
屋久杉自然館でバスに乗り換える
今回の登山口である”荒川登山口”までは、時期によってはマイカー規制されています。
なので、マイカーで乗り入れることが出来る”屋久島自然館”でバスに乗り換えました。
駐車場に着いたときにはバスがすでに停車していて、車を降りたらすぐにバスに乗ったので、屋久島自然館周辺の写真はありません。
バスのチケットを購入するにあたって
今回、私はツアーガイドに参加したこともあって事前にガイドさんがチケットを準備してくれていました。
が、もし個人的に屋久杉に行く場合は、自分でバスの乗車券を購入する必要があります。
バスの乗車券は当日に購入することが出来るようですが、シーズンによっては乗車券を購入するのに行列が出来るとか・・・
もし時間に余裕があるようなら、
前日までに乗車券買っておいた方がいいかも~
乗車券の事前購入方法については→こちらをご覧ください。
荒川登山口に到着
6時ごろ、荒川登山口のバス停に到着しました。
バスを降りたら、みんな各々準備した朝食をここで食べたりトイレに行ったりして歩き始める準備をします。
朝が早いせいか、半袖では肌寒かったから屋久島は全体的に涼しいのかなっていう印象でした。
屋久杉へ向けて歩き始める
朝6時30分ごろ、準備を済ませて屋久杉に向けて歩き始めます。
最初の3時間は緩やかな上り坂のトロッコ道をひたすら歩き、残り2時間は登山道を登って行きました。
行き・帰り合わせておよそ10時間の歩行登山です。
普段運動しない人とか、山登りしたことがない人にはキツいんじゃないかなぁ・・・?
写真は、登山口の看板の前で今回ツアーに参加するメンバーで記念撮影をしました。
まだこの時は皆、元気いっぱい。
無事に登山口に帰った時にも皆で撮影したけど、皆疲れ切った顔をしてました。
トロッコ道は歩きにくい
最初はトロッコ道をおよそ3時間歩きました。
が、
このトロッコ道、なかなか歩きにくい道でした。
歩き始めのトロッコ道は、路線がむき出しで木と木の上を歩いていくから一歩の幅が決められてるし、よそ見をして歩くと木から足を踏み外したり引っかけたりしてすっ転びそうな道。
なので、最初のトロッコ道を歩いているときは歩くのに一生懸命で写真は撮れませんでした。
登山口から屋久島自然館までの最終バスが17時、
それに間に合うように下りてこなくちゃいけないくて、
最初っから飛ばして歩かされたよ~
だでよ、
歩くので必死だっただもんでよ
写真なんか全然撮れせんかったわ~
上の写真はトロッコ道が砂に綺麗に埋め込まれてて非常に歩きやすい部分で、なんとか撮れた写真。
トロッコ道の最初の方は矢印部分の木が完全にむき出しのトロッコ道を歩いたのよ~
小杉谷集落跡で休憩
1時間30分ほど歩いたところで、小杉谷集落跡地に到着しました。
ここには写真のような休憩所があります。
ベンチに何人か休憩をしていたので、私たちは集落跡地の空き地で休憩をすることに・・・
時間は朝の7時30分ごろになると、日差しが出てきて屋久島の湿気と相まってこの頃になると蒸し暑くなってきました。
休憩中にガイドさんから聞いた話だと・・・
前日の屋久杉ツアーまでは、台風の影響で登山道が土砂崩れで閉鎖されてて、別のルートから屋久杉まで行ってたみたい。
そのルートで行くと往復13時間だったとか・・・
いやー・・・ちょうど私が行った日に、正規のルートが開いてくれて助かったわ~
小杉谷集落跡地から森が深くなっていきます
小杉谷集落跡地からは徐々に上り坂になっていき、トロッコ道も歩きやすくなっていきました。
森も深くなっていって、立派な屋久杉があちらこちらで見られるようになってきます。
上の写真の辺りで、他のツアー客もここで写真を撮ってました。
ジブリ映画「もののけ姫」を観たことがある人は、ピンとくる人もいるんじゃないでしょうか。
もののけ姫に出てくる、「シシ神」に見えてきませんか?
屋久島の森には、こんな枝がたくさんあるんだけどね・・・
ヤクシカがすぐ近くで見られる
屋久島に生息する「ヤクシカ」。
ヤクシカはニホンジカよりも小型で、バンビみたいです。
人に慣れているせいか、屋久杉へ向かう途中に何匹も出会いましたが逃げることなく優雅にご飯を食べていました。
でも、逃げないからって触っちゃダメだよ!
餌を与えたり、フラッシュ撮影もやめてあげてね~
「楠川分かれ」から登山道になる
飛ばして歩いたおかげか、8時すぎには「楠川分かれ」に到着しました。
ここには、綺麗なトイレが設置されています。
ここから先は、携帯トイレ専用のトイレブースしかないよ。
ここで忘れずにトイレに寄っていこう
また、水場もあるのでトロッコ道で水分を飲み干してしまったらここで入れていきましょう。
ここから先の登山道にもところどころに水場があるので、水分が足りなくなってしまうってことはないと思います。
私は1.5ℓの水を持っていったけど、ペットボトル1~2本あれば充分間に合うと思います。
ここから先は本格的な登山道です。
ここで各々休憩をしたり、行動食を摂ったりして登山に備えました。
立派な屋久杉が林立してます
大株歩道入り口から登山道に入ると、様々な立派な屋久杉が林立しています。
三代杉
見どころの杉の木には、説明看板が設置されていました。
仁王杉
三代杉からは川を渡渉したり、登山道をしばらく歩きました。
写真は撮ってないけど、途中からは綺麗に整備された木道&階段が出てきます。
雨が降ってる日だと木道や階段が滑りそうなので、天気が良くないときに縄文杉を見に行く人は滑り止めのスパイクなどを靴に装着すると良さそうです。
木道用の滑り止めのスパイクはモンベルで販売されています→こちらをチェック!
仁王杉は登山道からちょっと遠くにあるので、近くで撮影が出来ません。
ウィルソン株
400年ほど昔に伐採された切り株です。
切り株の中は空洞になっていて、中に入ることが出来ます。
切り株の中に入って右隅から空を見上げると、ハートマークを見ることが出来ることでも有名ですよね。
この切り株、大人が2~3人入っても余裕があるほど大きな切り株でした。
縄文杉に行ったときにはぜひ、ウィルソン株の中に入ってみてください。
サルスベリ
杉ではないけど、屋久島には立派なサルスベリがところどころ生えていました。
サルも滑るほど表面がツルツルしてることから、サルスベリと呼ばれている木。
近くで触ることが出来るので、見かけたら表面を撫でてみてくださいね。
大王杉
ここらあたりになると、立派な屋久杉が至るところに自生しています。
最終地点にある”縄文杉”がどれだけ立派な屋久杉なんだろうって期待感が高まってきます。
夫婦杉
杉と杉が枝を伸ばしてくっついています。
恐竜のような杉
蝶ヶ岳の三股ルートにある”ごじさん”のような、恐竜の顔を思わせてくれる杉の木。
お昼ご飯
縄文杉の近くになると、ちょうど昼頃になるので縄文杉付近で昼ご飯にしてる人がたくさんいました。
私たちツアーも同様に縄文杉の近くでお昼ご飯タイムにしました。
皆それぞれ宿で準備してもらったお弁当に、ガイドさんが準備をしてくれた味噌汁を食べて元気に縄文杉へと向かいます。
ちなみに、お昼ごろになると気温が高くなって湿気と相まってかなり暑かったので、私は食欲がわかずにおにぎり一つと味噌汁だけを食べました。
夏に屋久島へ行く人は、かなり暑いのを覚悟して行った方がいいと思います。
縄文杉
縄文杉はちょっと離れた場所に展望台があり、その展望台に上がるまでに縄文杉の撮影の列が出来ていました。
離れた位置に展望台があるので、ちょっと見ずらいけどそれでも縄文杉の立派な様子がうかがえます。
昔は近くまで見ることが出来たようで、ガイドさんの話だと縄文杉の周囲は大人3~4人が両手を広げても届かないとか。
展望台は縄文杉の根本を保護するために、設置されたとお話されていました。
縄文杉は次から次へと人が列をなしているので、数分撮影してすぐに展望台を降ります。
ハイシーズンに屋久杉へ行かれる人は約5時間かけて歩いて見に行った縄文杉は、ほんの数十秒~数分しか見ることが出来ないことを覚悟しましょう。
帰りも同じ道をおよそ5時間歩きます
帰りもほとんど同じルートを帰るので、写真がまったくありません。
帰りの途中に川があったので、私たちツアーは川で顔や手を洗ってほてった体を冷ましました。
そのときの動画がこちら↓
水がとても綺麗な様子が分かります。
水の温度は冷たくなかったのですが、湿気と天気の良さでかなり熱くなった顔や手を洗ってさっぱりしました。
最後は「バスに間に合うのか!?」という感じで時間が危なそうだったので、早歩きで登山口まで向かいました。
無事に登山口に到着です。
顔を見せられないのですが、歩き始める前と違ってみんな
クソつっっっっかれた~!
って顔をしています。
私たちはそんなにペースが遅くなかったのですが、それでも最終バスの1本前のバスになんとか乗ることが出来ました。
もし、個人的に縄文杉へ行かれる人はご自身の体力と相談しながら、予定を組み立てた方が良さそうです。
まとめ
縄文杉ツアーは行く前から長時間歩行登山だって分かっていたので、気持ち的には覚悟をして臨むことが出来ました。
長時間歩行っていうのと、屋久島の温度が分からずに行動食や防寒着など余分なものを持っていった結果、荷物が重たくて速く歩くのがツラかったなって思います。
水分は1.5ℓ持っていったけど、途中で水分を補給できる場所がたくさんあったので500mlのペットボトルが2本あれば全然問題ありません。
あと、長時間歩行の上にバスの時間に縛られるので、荷物は出来ることならシンプルに軽くした方がいいと思います。
縄文杉ツアーへ行った次の日は疲れてるだろうと思って、屋久島観光をしました。
3日目へつづきます。