山で起きたトラブル ~遭難寸前!?~

torable-sounan_1 日記
山登りを初めてから、実際に私があった山でのトラブルを紹介します。
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危うく同行者が遭難寸前

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長野県にある、南木曽岳に登ったときの話です。

 

その日は、登山初心者ばかりが集まる登山サークルでの山登りでした。メンバー全員が私よりも経験の浅い人たちばかり。

 

その中のうちの1人の男性は、体力にかなり自信があるようで誰よりもはやく山を登ることができると自信満々なご様子でした。私はこの日、その男性とは初めて山登りをしたので、その男性がどのくらい歩けるのかわからなかったのですが、周りが体力があると言っていたので「そうなんだ・・・」くらいに思っていました。

 

アルプスで化け物たちを見てきている私には、初心者くさい歩き方で危うい歩き方をしているその男性が自信満々な理由が理解できませんでした。

 

ただ、その男性は空手の有段者だということだったので獣ともし遭遇したときには、退治してもらおうと私は考えていました。

 

登山口付近の駐車場に到着して、登山届のポストがあったのですがメンバー一同は、「登山届?なにそれ?」状態でした。説明するのが面倒だったので、とりあえず名前と住所の欄を書いてもらいます。

 

自身満々男は日帰り登山なのに、荷物が多くて荷物が40リットルあるリュックに入りきれておらず、斜め掛けの袋を肩に下げています。

 

私:(そんなに何を持ってきているんだろう?てか、斜め掛けの袋って邪魔じゃないのかな?)

 

歩き始めて30分ほどで、自身満々男は肩にかけている袋が邪魔だからリュックに詰めると言い出します。

 

「やっぱりな・・・」と思いつつ、メンバー全員で荷物を詰めるのを待つことにします。すると、

 

自身満々男:自分、きっと追いつけるんで先行ってもらって大丈夫っス!

 

一同:じゃあ・・・先に行ってるよ~

 

自身満々男を置いてメンバーは先に歩くことにします。

 

およそ20分ほど歩いたところで、リーダーが「やっぱり待とう」と言い出します。

 

私:(今かよっ!)

 

その場で待つも、自身満々男はなかなか追いついてきません。

 

10分が経ち、15分が経ち・・・

 

メンバーはだんだんと不安になってきます。ルートは看板があって、登山用リボンも分かりやすい間隔で付いていたので迷い込むような場所は見当たらなかったので、自身満々男は駐車場に戻ったのではと考え始めます。

 

この南木曽岳は登り始めから電波が入らない山なので、連絡をしようにも取ることができなかったので、一同は道を戻り始めます。

 

途中、登ってくる人に自身満々男の特徴を教えて見かけなかったかと聞けども誰も見ていないとのことでした。

 

自身満々男が荷物を詰めていた場所まで戻ったものの、自身満々男はいません。駐車場まで戻ることにすると、自身満々男が下から登ってきました。

 

一同:いたーーーー!

 

自身満々男が今までどこに行っていたのか聞いてみると、私たちが行ったあとすぐに追いかけるも登山用リボンの存在を知らずに獣道に迷い込んでしまったようです。

 

迷い込んだ獣道がかなり険しい道だったようで、たまたま行き止まりだったので引き返したとき、足を滑らせて体を止めようと手をついた瞬間に肩を脱臼したようです。

 

私:・・・え!?脱臼!?

 

自身満々男:大丈夫っス!自分で肩はめたんで。

 

どうやら、自身満々男は脱臼をしたものの、自分で脱臼した肩をはめたようです。肩をはめることが出来てこのときは痛みも無かったようなので、無事に登山道に戻ることが出来たとか。

 

自身満々男:だから、もう大丈夫っス!さあ、上に行きましょう!

 

リーダー:じゃあ・・・行く?

 

私:(えーーーー!?病院に行った方がいいんじゃない?)い、いや・・・下山しましょう。下山して、病院で診てもらいましょうよ!

 

自身満々男:いや、大丈夫っスよ!もう痛みとか無いし。

 

メンバー一同:・・・

 

私:いやー・・・このあと、痛みが出てきたら山のなかじゃどうすることも出来ないし、病院に行って診てもらいましょう。ってことで、下山しまーーーっす!!

 

自身満々男:いや・・・大丈夫っスよ。

 

私:(イラッ)山はいつでもここにあります!!!だから今日は下ります!

 

リーダー:・・・うん、そうですね。今日は下山して病院に行きましょう。

 

自身満々男は自分のせいでみんなが山頂に行けなくて下山をしなければならなくなったことがとても悔しかったのか、食い下がっていましたが今日は病院に行くことが先決だと思ったのでねじ伏せました。

 

自身満々男は悔しそうな顔はしていたものの、痛がっていた様子がなかったのでそれが救いでした。下山をした時間がちょうど昼の時間だったため、病院が昼休憩中なので午後の診療が始まるまでせっかくなので、川沿いで昼食を食べることを提案しました。

 

午後の診療が始まるまで、天竜川を見ながらご飯を食べたり周辺の観光をすることもできたので一同はそれなりに楽しむことができました。

 

自身満々男のケガの具合は、はめた肩がうまく入っていたので病院では特に治療をすることもなかったようです。昼間はケガをしたという状況だったこともあり、気が張っていたおかげで痛みもなかったみたいですが、夜には痛みが出たようでした。

 

後日、南木曽岳を登ったのですが腕を使って登ったり下りたりする結構大変な山だということが分かったので、あのときは無理をして登らなくて本当に良かったなと実感しました。

 

今回は、自身満々男が登山用リボンを見ることを知らなかったことから起きた完全な道迷いです。たまたまそのルートが行き止まりになったことや、自身満々男が自分で脱臼した肩をはめることができて、歩くことができたという幸運が重なって大事に至りませんでした。

 

もしそのルートが行き止まりじゃなかったら・・・?
自身満々男が脱臼の痛みで歩くことができなかったら・・・?

 

そうなったら、私たちは彼を見つけることができずに遭難になっていたなって思うと今でもゾッとします。彼は、脱臼したときに初めて自然がコワイ・自分は自然のなかではちっぽけな存在なのだということを実感したそうです。

 

初心者が多いメンバーで山登りをするときには、1人にしないということをこの登山で学びました。山登りは競争でも、格好をつける場所ではありません。一緒に登るメンバーがいるということは、命を預けあうパートナーがいるということなので、一緒に行くメンバーに危険を及ばせるような行動を取ることは控えたいですね。
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